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たばこと歯周病[院長はらこ]
2018年10月11日
みなさんこんにちはじゅんファミリー歯科院長のはらこです。
たばこ。
僕も以前は喫煙者でしたので気持ちはわかります。
でも、歯科医学の立場で言うとたばこは「吸っちゃだめ」なものです。
歯科医学生時代に呼吸器内科の授業や公衆衛生の授業でかなり辛辣に喫煙者の方の批判をしていた記憶があります。とてもここでは書けないようなワードが、、、ォゥ
それくらい専門医の方にとって「百害あって~」というものなのだと思います。
肺機能の低下や、特にがんとの関連は強く示唆されていますね。
歯科医院の定期健診に行くと「たばこは歯ぐきに悪いですよー」と言われます。煙草に含まれるニコチンやタールが歯周粘膜の血管やリンパ管に作用して免疫機能や粘膜の機能自体を低下させるからです。
ちょっと調べてみましたが、「歯周病にかかる危険は1日10本以上喫煙すると5.4倍に、10年以上吸っていると4.3倍に上昇し、また重症化しやすくなる」(日本臨床歯周病学会ホームページより)と書いてありました。出典や論文の中のアプローチの仕方がわからないのでどれだけの信ぴょう性があるかわかりませんが、「生活習慣の中で一番歯周病になりやすくなる行為」という位置づけはかなり確かなようです。(日本歯周病学会のガイドラインより)
加熱式たばこを吸っていると着色は確かに少なくなりますが、リスクとしてはゼロではないでしょう。気化する成分には微量ながら煙草の成分が含まれているようです。
禁煙外来を紹介する歯科医院もあるようですが、当院ではそれほど強く禁煙を勧めません。しかし、パッケージに書いてあるように「あなたの健康を損なう恐れがあります」のでやんわり禁煙をお勧めします。