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口腔癌について
2019年8月20日
こんにちは。じゅんファミリー歯科院長です。
残暑厳しいですが、皆様元気にお過ごしでしょうか?
さて、今回は口腔癌についてのお話です。
お口の組織周辺の癌を口腔癌といいます。舌にできる舌癌や、頬の粘膜、歯茎や顎の骨にできる癌などが含まれます。
口腔癌自体は癌全体の1~2%と割合としては低いですが、少し前に芸能人の方が患われたということで心配されている方がいらっしゃると思います。
よく癌になりやすい場所は舌で、危険因子(なりやすくする要因)としては飲酒と喫煙とされています。
症状としては痛みを伴わないことが多く無自覚のまま増殖していくことが多いのが特徴です。
よく癌になりやすい場所は舌で、危険因子(なりやすくする要因)としては飲酒と喫煙とされています。ただ、癌ができる直接的な原因は不明なことが多く、口腔癌を予防することは難しいので、定期健診で診ていただいて早期発見していくのが現状です。
検診で怪しいところがあると、最初は視診、触診にて診ていきます。
色やしこりの大きさ出血の有無、時に喉のリンパ節の腫脹がないかも見ます。よく舌の根本(喉元)のでこぼこを腫瘍と勘違いされることがありますが、それは「乳頭」といわれる正常な構造体かもしれません。疾患との判断が一度ではつかない場合もありますしさらに詳しい検査を要する場合もあります。その時はお手数ですが総合病院の口腔外科での受診をおすすめし、紹介状をお渡しすることもあります。
普段から通われてる歯医者さんがあれば小さな変化を見逃さないと思いますので、気になる方はかかりつけの歯医者さんで診ていただくことをお勧めいたします。